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真木準 [条件反射]

ぼくは十数年来新聞をとっていない。
ので、いつものようにタブロイドの日刊紙を130円で買って全国紙の縮小版もどきを食事といっしょに摂ろうと、月島をぶらついていた。
晴海通りと清澄通りの交差点で信号待ちをしている間に新聞をところどころ見やっているそのとき、衝突した。「真木準さん死去」

真木準が死んだ。いや、真木準も死んだ。清志郎さえ死んだ。
ぼくが好きだった人。仕事上のお手本になった人。たった一度か二度しか会ったことはないが遠い記憶が一瞬甦った。
「ボーヤハント」という名コピーで売れたビデオカメラを持ってサイパンの離島の海辺で遊んだときに出会ったこと。フリーになってから乃木坂あたりで偶然出会って何か話しあったこと。
とくにつきあいがあったわけでもないが、かけがえのない人と時代を失ったような気がして、梅雨晴れが疎ましかった。

もっと書くべきことはあるのに、つづく、か

夜があけ今日になったら、マイケル・ジャクソンが死んだという話でもちきりだ。ファラ・フォーセットも死んだと。真木準さんの急死はその陰に隠れてしまったが、ぼくにとってはこちらのほうが重い。

それにしても同世代の訃報が続く(マイケルはずっと若いが)。
戦後のベビーブーマーの世代(団根世代ともいわれるらしい)がここにきて一挙に間引きされている気がしてならず穏やかでない。アラ還と揶揄される年代になって、たしかにひとつのぶ厚かった環が閉じられようとしている。気配がある。少なくない仲間が鬼籍に入ったし、そうでなくても病気や経済破綻に見舞われ、気がつけばあたりは死屍累々だ。

あかん、どんどん気が滅入ってくる。
平和にどっぷり浸かって育つと案外寿命が短くなるのかもしれない。いや反乱もあった。広告業界にこの世代が圧倒的に多い(多かった)のもそれが遠因になっている。そのなかで早くから頭角を現わし登りつめたのが真木準だった。
平和のなかであるいは十分生きたということもできる。
さよなら真木準 さらば広告
梅雨はいつあけるのかなあ
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